今回は空気感が伝わるおすすめエッセイを4冊紹介します。

旅行やお出かけの目的地を本から選んでみたい

エッセイが読みたい
という方におすすめしたい本を選びました。
といった内容のエッセイがメインです。
| 今の気分 | おすすめの本 |
|---|---|
| ゆるいエッセイを楽しみたい | いやよいやよも旅のうち |
| 著者の感性に触れたい | いやよいやよも旅のうち 下北沢について:吉本ばなな 神さまたちの遊ぶ庭:宮下奈都 なんといふ空:最相葉月 |
| 作家の生活を覗き見したい | 神さまたちの遊ぶ庭:宮下奈都 |
| 切ない感覚を味わいたい | なんといふ空:最相葉月 |
いやよいやよも旅のうち:北大路公子
| ゆるいエッセイを楽しみたい | |
| 著者の感性に触れたい | |
| 作家の生活を覗き見したい | |
| 切ない感覚を味わいたい |
最初に紹介するのが「いやよいやよも旅のうち」です。
旅行に行くことがあまり好きではない著者が岩手、山梨、札幌、香川…など全国各地を旅行するエッセイです。
私も昔は、遠出をするのがすごく嫌いで

できることなら家にいたい…
というタイプでした。
今は遠出するのが好きですが、「新しい場所に行くことの不安」「疲れるのが嫌」という気持ちが強くて、外に出るのが億劫でした。
そんな面も相まって、「遠出するのが苦手な人の気持ち」も分かるところがあります。
著者の方の旅行先の後ろ向きな姿には、独自の感性も相まって笑える部分がたくさんありました。
この本は、遠出するのがあまり好きではない方にもおすすめの本です。
読んでいると独自の旅の楽しみ方が見つかるかもしれません。
「旅行」というとアクティブに活動するイメージが強いですが、逆に旅行先で
- 読書
- ゴロゴロ
したりして、いつものルーティンを過ごすというのも新鮮な感じがしていいのかなと思いました。
私は旅行先の宿で読書をすることがあるのですが、旅先でする読書は印象に残りやすく、おすすめです。
「旅行」という一般的なイメージにとらわれずに、自分らしく楽しむのもいいなと思える1冊です。
下北沢について:吉本ばなな
| ゆるいエッセイを楽しみたい | |
| 著者の感性に触れたい | |
| 作家の生活を覗き見したい | |
| 切ない感覚を味わいたい |
次に紹介するのが「下北沢について」です。
この本は著者が住んでいた場所「下北沢」を中心に、そのときの出会いや思い出を振り返っているエッセイです。
私は何度か下北沢に行ったことがあり、その場所の雰囲気なども知っているのですが、この本を読んで下北沢がもっと身近に感じられるようになりました。
読んでいると住んだことがなくても、「下北沢」という場所に対して親しみが生まれます。
下北沢を歩いたことがない人はもちろん、何度か訪れている人が読んでも新たな発見がある本だと思います。
そして、この本を読んでいると
ノスタルジーな気分
を味わうことができます。
町並みは自分の気持ちとは反対に移り変わってしまうけど、「ここにあったもの」の記憶は変わらずに持ち続けていられる…
そんな感覚を持っている方もいるのではないでしょうか。
例えば、自分では昨日のことのように覚えているのに、目の前にあったお店は忽然と消えている
不思議な感覚ですよね。

ここは昔、駄菓子屋さんだったんだよなあ…
その土地に住んでいると、その場所に愛着が湧くという方もいるかもしれません。
そんな、
「場所」に対する純粋な愛
を感じる内容です。
また、この本はその土地に関する思い入れだけではなく、普段の生活の中で感じている「ちょっとしたモヤモヤ」についても書かれています。
些細なことで、口には出しにくいけれど、同じように思っている人がいるんだ…と共感できる部分がありました。

なんか気持ちがスッキリしないな
というときにも読みたくなる本です。
下北沢に行ったことがない人でも、行ったことがある人も、きっとその場所に行って、その場所の空気を吸いたくなると思います。
読み終わると気持ちがほんのり温かくなる1冊です。
神さまたちの遊ぶ庭:宮下奈都
| ゆるいエッセイを楽しみたい | |
| 著者の感性に触れたい | |
| 作家の生活を覗き見したい | |
| 切ない感覚を味わいたい |
次に紹介するのが「神さまたちの遊ぶ庭」です。
著者が北海道にある「トムラウシ」に引っ越し、そこでの暮らしについて書かれているエッセイです。
トムラウシとは、アイヌ語で
花の多いところ
を意味するとされていて
「神々の遊ぶ庭」
ともいわれる大自然です。
このエッセイは日記のような感じで書かれているので、人の日常をこっそり見ているような楽しさがありました。
エッセイなので実話ですが、家族を交えたいろいろな出来事があるので最初から最後まで、1つの物語ような感覚を持ちます。
そして、文章の中で描かれる自然豊かな風景に心が洗われました。
トムラウシに行ったことがないのに、その場所にいるような錯覚を覚えます。
ページをめくるたびに、トムラウシという場所対する強い愛が感じられ、

トムラウシに行ってみたい!
と思わせてくれる1冊です。
この本を読んで、「これほど強く惹かれる場所が見つかって、そのうえその場所に住めた」ということがとても羨ましく思いました。
「自分が惹かれる場所に住む」って一見簡単なようで、とても難しいことですよね。
もし、憧れの場所に住めても「思っていたのと違う」と感じてしまうこともあるかもしれません。
ですが、このエッセイでは、人と場所が相思相愛しているように感じました。
そんな素敵な内容です。
自然が好きな方や、自然豊かな場所への移住を考えている方にもおすすめの本です。
なんといふ空:最相葉月
| ゆるいエッセイを楽しみたい | |
| 著者の感性に触れたい | |
| 作家の生活を覗き見したい | |
| 切ない感覚を味わいたい |
次に紹介するのが「なんといふ空」です。
この本は大阪や神戸など特定の地域が出てくることはありますが、それらがメインの内容ではありません。
それでも読んでいると、著者が見ている景色や空気を一緒に感じているような気持ちになります。
普段何気なく感じているけれど見逃してしまいがちな心情が描かれており、文章に引き込まれていくようです。
- 人の死
- 辛いときの心情
なども表現されており、楽しさだけではない切なさが感じられます。
この本を読んで、私も「自分で感じた気持ち・感覚」を逃さずキャッチできるようになりたいと思いました。
忙しい毎日を送っていると「いつの間にか自分の感覚に鈍感になっていく」感じがします。
これは悪いことではなく、日々のタスクをこなすためには必要なことだと思うのですが、「自分の気持ち・感覚」を大切に記録しておくことは、自分を大切にすることにもつながるのではないかと思いました。
この本は
にもおすすめです。
著者が拾い上げた日常の風景を読んでいるうちに、自分も同じ景色を見てみたくなるような不思議な魅力がある1冊です。
本を手にしてお出かけしてみませんか?
今回は「読むとその場所の空気を感じたくなるおすすめエッセイ」を紹介しました。
本の舞台をお出かけ先や旅行先として選ぶと、いつもとは変わった視点で楽しむことができます。
私はときどき本の舞台を旅行先として選ぶのですが、そうすることで
- 自分では選ばなかった場所をお出かけ先として選べる
- 思い出や印象が残りやすい
というメリットが感じられます。
ぜひ試してみてください♪



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