不登校を経験して見つけた新しい道~つらい時期を乗り越えたその後~

不登校
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この記事では不登校の体験談について書いています。

この記事から分かること

・不登校期間中の不安
・復帰のきっかけ
・不登校を経験したからこその学び

ことり
ことり

私が不登校だったのは、15年ほど前のことです。

15年経った今でも当時の記憶は強く残っていて、ときどき悪夢にうなされます…( ´∀` )

不登校のきっかけについては

でも紹介していますが、大まかに言うと

・学校の雰囲気に馴染めない
・部活の人間関係に馴染めない
・体調に不安があった

ことだと考えています。

不思議なことに当時の私はどうして学校に行けないのか分からず、困りきっていました。

学校を卒業して、心理学などを学んでいくうちに、どうして学校に行けなかったのか、が分かるようになって気持ちがホッとしています。

不登校の思い出

苦い記憶の方が多いですが、不登校の頃の思い出について紹介します。

居場所がない

学校に行かないことで

・親との関係が悪くなる
・同級生からの目が気になる
・受験への不安が強い

など嫌なことがたくさんありました。

特に親との関係は最悪で「家に居場所がない」と常に思っていました。

それでも、それを上回るほど当時の私は学校に行きたくありませんでした。

友だちはいましたが、友だちも不登校のような状態…

ひとりで学校に行ってもつらい…

でも家にも居場所がいない…

孤独を感じながら、ときには希死念慮に襲われながらも必死で生きていたような気がします。

サポートしてくれたもの

そのときに自分を支えてくれたのはアニメの世界でした。

つらい現実をアニメの中でやり過ごしていた毎日です。

スクールカウンセリングや外部のカウンセリング機関の利用もしていました。

ただ、私の当時の性格上、他人に自分の気持ちを伝えることが難しく、せっかくのサポートの機会を上手く活用できていなかったように感じます。

カウンセラーの先生方はとてもやさしくて居心地のよい空間だったので、もっと上手に話すことができれば精神の安定につながったのかもしれません…

不登校期間を終えて

中学の時期を乗り越えてからも大変なことが多かったように思います。

復帰のきっかけ

中学校を卒業し、進学直後は登校できていましたが、体調不良から学校を休む日が続き、再び不登校のような状態になっていました。

高校生活については

にも書いてあるので、ぜひご覧ください。

普通科高校の卒業が難しくなってしまい、通学制の通信制高校への編入を決めました。

通信制高校に編入してからは、長期間学校に行けなくなるような不登校状態になることはなくなりました。

これには、学校のサポートや親からの理解が得られるようになったことが大きいと思っています。

不登校だったから不利になったこと

不登校を終えて、不登校だったからこその困難や不利だったことはあった?

と聞かれると、特に思い浮かばないのが正直な感想です。

むしろ学びになることが多く、自分にとっては必要な期間だったと考えています。

ですが、これは私が周りの人に恵まれていたからこその感想なのかもしれません…

強いていうなら

不登校のために通信簿の評定が低く、高校受験に影響がないか不安だった

ことがあげられます。

そのため、勉強には特に力を入れて頑張りました。

不登校を経験したからこその学び

不登校の期間を乗り越えたからこそ、見えてきたものがあります。

今となっては、不登校の期間が「今の自分の軸」となっているように思います。

今の自分の軸となるもの・自信を手に入れた

不登校の経験を機に、

・ストレスが身体に出やすい
・ストレスを感じやすい
・キャパシティが小さい

ことが分かり、無理をしないように試行錯誤しながら過ごすようになりました。

大変だった不登校ですが、生きていくうえで自分が大事にしないといけないことが分かった学びの時期だったと思います。

また、マイノリティ側の気持ちを理解しようと思うようになったのは、不登校経験の影響が大きいと感じています。

・みんなができることが、自分にはできない
・周りに引け目を感じる
・「どうしてできないんだ」と責められる

これは、マイノリティ側にならないと体験できない経験だと思います。

また、どんなに嫌なことがあっても

ことり
ことり

不登校の頃よりはマシ

と思うようになりました。

大変だった時期を生き延びた経験が、自分の自信につながっています。

自分の経験を役立てたい

高校を卒業後は、心理学を学び一時はカウンセラーを目指していました。

そのような仕事に就いていたこともあります。

ですが、人の悩みを聴くということは、自分にも負担がかかることだと知り、現在はカウンセラーとは別の方法で支援ができないか模索しているところです。

このブログもその1つです。

インターネットを通して、現在の不安や未来の不安を少しでも軽くできる空間を提供したいと思っています。

孤独を背負い込み過ぎない

にも書いていますが、

・楽しい時間を過ごす(アニメ、読書など)
・勉強
・同年代との関わり

は、自分のメンタルを安定させたり、未来の自分のために役に立つ大事なことだったと思います。

現在、お子さんが不登校で悩んでいる親御さんは、もしかしたら親子関係のあり方を見直す転換期なのかもしれません。

ぜひ、同じように不登校のお子さんでお悩みの親御さんたちとつながることができるグループに足を運んでみてください。

地域によっては都道府県が「親の会」を主催していることもあります。

当事者だった私が後に不登校の理解に参考になった本

いじめと不登校(河合隼雄)
ポイント

大学生の頃に読んで自分の考え方を大きく変えられた本です。

出版日が少し昔なので、もしかしたら今とは違う時代や価値観が出てくることもあるかもしれませんが、当時の私には「なぜ不登校になったのか」理解を深めることができました。

不登校を乗り越えて自己理解が進んだ

今回は、不登校のその後の体験談についてまとめました。

不登校の時期を乗り越えたからこそ、自己理解が進んだようにも思います。

この記事が少しでも参考になれば嬉しいです。

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