本を読んで視野を広げたい
気持ちを楽にしたい
人の考えに触れたい
私は趣味が読書ということもあり、様々な種類の本を読むようにしています。
今回は多くの本を読んだ中で、特に印象に残っている「こころの処方箋」という本について紹介します。
この本は、高校を卒業して大学生2年生の頃に読んだ本です。
不登校だった時期が終わり、新しい環境である大学生活に慣れてきた頃に、この本に出会いました。
この本から、「視野を広げることが生きやすさにつながる」ということに気づかされました。
本のポイント
こころの処方箋は、「新潮文庫100冊」にも選ばれている本であり、本好きの方は表紙だけでも目にした方が多いのではないでしょうか。
著者である河合隼雄氏は、日本に箱庭療法を広げた方であり、心理学において有名な方です。
この本には、そんな著者が全55個のタイトルをもとに、物事の捉え方や意識の仕方について、実生活に取り入れやすい形で表現されています。
心理学的な考え方について学びたい
という方にもおすすめの本です。
落ち込んでいるときに読む
気分が落ち込んでいると本を読む気にならない…
と感じる方も多いのではないでしょうか。
私も、気分が塞ぎこむと、文字を読むのがしんどくなってしまい、読書から距離を置くことが増えてしまいます。
そんなときでも、本著では55個のタイトルをもとに、今の自分に役立ちそうなページを探しながら、読んでみると、新たな発見があります。
普段、気に留めない言葉でも、いざ自分がその立場になってみると身に染みる言葉ってあるよね…
本を通して、他者の考えに触れることで、相談に乗ってもらっているような、カウンセリングを受けているような気分になります。
落ち込んでいるときでも読みやすい
視野が広がる
物事に関する視野・思考をひとりで変えることは難しい…
人と話をしたり、勉強をすることで視野や思考は柔軟になるかもしれません。
しかし、日々の生活で他者と深い話をしたり勉強をする機会を見つけることが、難しい方も多いのではないでしょうか。
そんなときにおすすめしたいのが読書です。
読書はスキマ時間でもできる、最強のツールです!
視野や思考が広がると、生きやすくなったり、嫌なことを上手にかわすコツが分かるようになります。
視野や思考を柔軟にする
相談を受ける立場の方にもおすすめ
本の紹介のために久しぶりに本書を読み返すと、学生の頃に読んだときとは、目に付いた文章や感じ方が、自分の中で変化したような印象を受けました。
大学・大学院で勉強をして、相談員の経験をしたからこそ感じた、新たな発見があったのかもしれません。
様々な立場や状況について河合隼雄氏が意見を述べているところを読んで、納得することもあれば、ハッとさせられるような部分もありました。
今回、改めて読んでみて、悩んでいる方だけではなく、相談を受ける立場の方にも役に立ちそうな本だと思いました。
専門職の方はもちろん、
家族・友だちから相談を受けるとき、どんなふうに返したらいいのか悩んでしまう…
という方にもおすすめです。
また、5年後…10年後に読んでみると、着眼点が変わってくるのが本著のおもしろさであり、楽しみ方かもしれません。
悩んでいる方を、どのように捉えたらいいのか、考える一助となる本です。
相談を受ける立場の方にもおすすめ
悩んでいるときのお供に
本は読むタイミングによって、思いがけない発見をくれることがあります。
この本をおすすめします。
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