元不登校のその後の進路 高校進学後の生活・普通高校→通信制高校

不登校
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中学生のときに不登校だった子は、その後どうやって過ごしてるの?

私は現在20代で、不登校の経験やその時の学びについて、ブログで発信しています。

不登校だった当時やその後のことを思い出すと、大変な体験だったと感じます。

特に10代の頃は、家と学校が自分にとって重要な世界です。

学校に行かないことによる将来的な不安も多くありました。

実際、そのように感じている方も多いのではないでしょうか。

そこで、今回は不登校だった私が卒業後、どのような高校生活を送ったのかをご紹介させていただきます。

本記事は元不登校の高校生活の体験談です。

この記事から分かること

✔不登校経験者だからこその悩み
✔元不登校の高校進学後の過ごし方
✔不登校を経験して分かったこと

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どうして学校に行きたくないのか分からない~中学時代~

私は、中学生時代をほとんど学校に行かずに過ごしました。

学校に行きたくない・行けないのには、
何か理由があるのでは?
と考える方が多いのではないかと思います。

私の両親や祖父母、学校の先生からも初めは

「学校で何か嫌なことがあったの?」
「嫌な子がいるの?」

など、理由を聞かれることが多くありました。

何か行動を起こすには、何かしらの理由があると考えるのが普通ですよね。

ですが、私には理由が思い当たりませんでした。

強いて言えば、お腹が猛烈に痛くなるのが嫌で学校に行きたくありませんでした。

お腹が痛い

結局、病院に通院したり、専門の人に話を聞いてもらいながら、学校に行けそうな体調のときには登校し、しんどい時には欠席する…を3年間繰り返しました。

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猛勉強の末、憧れていた高校に入学

辛かった中学生時代でしたが、高校生活への憧れが人一倍強かった私は、

高校生になったらバイトして、ライブにたくさん行って…かわいい制服着て、バンドやってる彼氏と放課後デートして…

と夢のような高校生ライフを想像していました。
(今思うとそんな生活、体力的に難しいのでは…と思ってしまう)

そんな中、私の想像する高校生活にぴったりな学校をオープンキャンパスで見つけました。

オープンキャンパスに行った瞬間

「ここだっ!!!」

とビビッときました。

何より制服がとてもかわいかったのです。

この制服絶対着たい!!

と思い猛勉強しました。

受験勉強をしているときにも、腹痛に度々悩まされていました

それでも
「あの制服着たい」
という執念で、猛勉強しました。

努力の甲斐あって、無事、希望の高校に入学することができたのですが、そこでも腹痛に悩まされる日々が続くのです。

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頑張って埋めた理想と現実のギャップ

高校に入学し、憧れていた制服を着ることができた私は、うきうきでした。

そう、最初の3日ほどまでは…

私が入学した高校は

「勉強に力を入れているクラス」
「進学を目指しそれなりに勉強するクラス」

に分類されていました。

このクラスは入学時点では、自分で決定することができず入試の点数で自動的に振り分けられるシステムだったようです。

どういうわけか、私は
「勉強に力を入れているクラス」
に振り分けられてしまい、想像の倍以上大変な課題の量に直面しました。

自宅から学校までは、電車とバスで1時間半ほどかかる距離だったので、朝は学校に行くだけでクタクタ、帰宅後は机に向かう気力すらありません。

そんな状態でも

今の生活を手放すわけにはいかない

と踏ん張り、腹痛に悩まされ単位を気にしながら休みつつも、精一杯頑張りました。

1学期は、スクールカウンセラー担任の先生などに支えてもらいながら、何とか夏休みまで持ちこたえたものの、夏休み明けの9月、とうとう学校に行けなくなっていくのです。

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通信制高校へ編入する苦汁の決断

高校1年生の夏休みは、人生で過ごした夏休みの中で、史上最も休んだ気がしない夏休みでした。

4月から悩まされていた腹痛も、夏休みには毎日のように痛く、ひどくなる一方。

この頃から、通信制高校への編入の話が出ていましたが、煮え切らない私は、

もっと頑張れば、憧れの高校生活を過ごせるのではないか

と考えていました。

夏休み明けの9月。

もともと、単位を落とさない程度に頻繁に欠席していた1学期でしたが、2学期になると、単位のことなど考える余裕がないほど腹痛がひどくなり、

3択を迫られていました。

当時の私にとって、憧れていた高校生活を手放すのは、とてもつらいもの…

それでも、大学に進学するという夢があったので、それを目標に通信制高校への編入を選びました。

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新たな出会いと自分自身への気づき

私が編入した通信制高校は、通学しながら卒業単位を取る仕組みになっていました。

制服もあり、普通科の高校と同じように授業が行われます

制服を着て高校生活を送りたい
という私の強い希望を汲んで、希望の通信制高校に通わせてくれた両親にはとても感謝しています。

通信制といえど、通学制なので、編入すれば当然、自己紹介をすることになります。

「グループできてたらどうしよう」
「ちゃんと馴染めるかな」

と、とてもブルブルしていたのを思い出します。

しかし、教室に入ってみると予想以上に居心地がよかったのです。

少人数のせいか圧迫感がなく、グループなんてものはなくて、とにかくみんな優しい子ばかりでした。

クラスの全員と仲良くなれるという経験は初めてだったせいか、

私ってこういうふうにいろんな人と仲良くすることができるんだ

新たな自分を発見できました。

私が誕生日の時には、サプライズでお祝いしてくれたり、放課後遊びに行ったり…

今まで人と交流することに対して、かなり自信のなかった私が、少しだけ自信を持てるようになったのは、この経験のおかげだと思っています。

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改めて認識した自分のキャパシティ

楽しい高校生活ですが、通信制高校に入学した主な目的は、大学受験の勉強をするためです。

倍率の高い大学を目指していたので、高校2年生になった頃から本格的に勉強を始めました。

予備校に行ったり、放課後に自習室で勉強したり…と勉強中心の生活を送っていました。

勉強は毎日学習することが基本だと考えている方が多いかと思います。

その毎日が私にとっては限りなく大変でした。

私の体調は日によってかなり波があります

昨日はそれなりに体調がよかったけど今日は腹痛で布団から出られない…

なんて状態が普通でした。

そのため、毎日勉強するとてつもなく難しいことだったのです。

一発で覚えられる方もいるかと思いますが、私は何度も繰り返さないと覚えられないタイプです。

できる日に少しずつ…と考えていても、思うように捗らないことの方が多い現実。

無理して勉強しても、内容が頭に入らず焦る

を何度も繰り返しました。

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「もっと勉強できたかもしれないのに…」後悔が残る進学先

結局、努力もむなしく、第1志望の大学に落ちてしまい、第2希望の大学に進学することになりました。

両親からは浪人することもすすめられましたが、私は進学を決めました

なぜなら、大学受験がとてもきつかったからです。

また同じ苦痛を1年間耐えられる忍耐は持ち合わせていないと思いながらも、第2希望の大学への入学は複雑でした。

もっとあの時、無理してでも勉強し続ければ受かったんじゃないか…

と高校3年生の春休みに考え続けました。

そんな大学ですが、この大学への進学が、その先の進路に大きく影響します。


複雑な気持ちで入学した大学ですが、第2志望の大学に通えてよかったと思っています。

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今振り返ってみても、大変だった10代

15歳から18歳までの体験を思い返しましたが、学生時代は今よりも大変だったと改めて思います。

私はたまたま運がよくて今生活していられるだけかもしれませんが、それでも学生時代をやり過ごしたからこそ

・困難を乗り越えられたという自信
・なんとかならなくても、なんとかなる
・ストレスの対処の仕方

が分かるようになったと思います。

不登校の時期を振り返って、

・通信制高校を選択肢に入れたこと

がよかったのではないかと思っています。

選択肢が増えると、その分過ごし方も工夫ができます。

中学生だった私が不登校のときにやっておいてよかったことについて、まとめている記事もあるので、よろしければ覗いてみてください!

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