【中学生の17人に1人が不登校】不登校の割合をデータから読み取る(2024年10月現在)

不登校
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不登校って珍しいの?
数字を見ただけじゃピンとこない…
データからどんなことが読み取れるの?

この記事から分かること

全国の小中学生の不登校の割合

・不登校の要因・きっかけに関するデータは不登校の原因は?【文部科学省の最新の調査】を元不登校が解説(2024年10月現在)で紹介しています。

不登校の数は年々増えている

と耳にした方も中にはいらっしゃるかもしれません。

とはいっても

具体的なイメージがつかない…

という方も多いのではないでしょうか。

今回は、文部科学省の最新のデータを引用しながら、全国の小中学生の不登校の割合について紹介していきます。

小学生の不登校の割合

令和4年度に発表されたデータでは、全国で6,196,688人いる小学生のうち105,112人が不登校であることが分かっています。

割合にすると1.7%59人に1人が不登校であるということが読み取れます。

59人に1人だと、1クラスに1人いるかいないかだね

また、全国にある19,339校の小学校のうち、15,543校に不登校が在籍しているというデータも出ています。

割合にすると、80.4%の小学校に不登校がいるということになりますね。

学校単位でみると不登校は珍しくないんだね

小学生の59人に1人は不登校

中学生の不登校の割合

こちらも、令和4年度に発表されたデータをもとに紹介していきます。

中学生については、全国にいる3,245,395人のうち、193,936人が不登校だということが分かっています。

割合にすると5.98%17人に1人が不登校ということになりますね。

1クラスに1人以上いても珍しくない割合だね

また、学校ごとのデータを見ると、全国にある10,247校の中学校のうち、9,531校に不登校が在籍していることが分かっています。

割合にすると、93.0%の学校に不登校がいることになるため、不登校がいない学校のほうが珍しいと捉えることができますね。

中学生の17人に1人が不登校

小学生・中学生の全体からみた不登校の割合

同じく令和4年度の調査では、全国の小学生・中学生を合わせた9,442,083人のうち、299,048人が不登校であることが分かっています。

割合にすると3.17%32人に1人が不登校ということになりますね。

また、学校単位でみていくと、全国に29,586校ある小中学校のうち、25,074校に不登校児童生徒が在籍しているというデータも出ています。

割合にすると、84.7%の小中学校に不登校児童生徒が在籍していることになります。

小中学生を合わせても多く感じるね

小中学生の32人に1人は不登校

小中学生の不登校の割合の推移

最後に、小中学生の不登校の割合の推移をみていきます。

引用:令和4年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査(文部科学省,2023)

最新のデータである2022年からさかのぼり、10年前までの不登校の割合の上のグラフに表しています。

このグラフを見ると、右肩上がりになっていることが分かりますね。

特に2020年以降は以前よりも上がり方が急になっているようにみえるね

コロナの影響もあるのかも

10年前は92人に1人だった不登校が、現在は32人に1人という状況になっているのには、驚きですね。

不登校の割合の推移をみると2020年以降、上がり方が急になっている

児童生徒の数は減っているのに不登校は増えている

今回は、文部科学省の最新のデータを引用しながら、全国の小中学生の不登校の割合について紹介していきました。

少子化といわれており、年々児童生徒の数が減っていると同時に、不登校の数は増えています。

社会が複雑化することに伴い、子どもたちが抱える負担も複雑化していることが想定されます。

学校や社会が、不登校に対して柔軟にサポートをしてくれる環境が整うことを願います。

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